アメリカ滞在10年間のサバイバル日記

アメリカと英語に魅せられた女性の滞在10年間のサバイバル日記

自由なアメリカで典型的な日本人が生活するとどうなる?

将来への希望でいっぱいの優しい雰囲気の日本人女性

 

 

日本からアメリカに留学したり、会社の都合で引っ越して来たりする人たちって、性格的に破天荒で、逞しい所がないと順応するのは難しいのではと思っている人は多いと思います。でもそれが、住めば都になってしまうというか、実は人それぞれなんですよね。

 

今日はそんな話をしてみたいと思います。

(注: 本ページにはプロモーションが挿入されることがあります。)

 

日本人の中の「アメリカ」が育っていく?

 

さて、単刀直入に言って、日本では色々な本国のしがらみを受けていた日本人も、留学などでアメリカに住むと、この男女平等で、個人主義で、思い思いが好きなことを楽しむ文化の中で、次第に自分の中のアメリカ的要素がムクムクと育っていくようです。

 

現に私の仲良かった日本人の友人達は、元々は大人しく優しい性格で、芯の強い、典型的な日本人女性達。

 

それが一年以上過ぎるころには、ファッションも思い切ったものになり、主張はちょっと控えめなものの、現地で日本人が悩みがちなアメリカの大学や地域での振る舞い方も覚え、アメリカ人との付き合い方も上手になり、大人の現地在住の男性と交際して恋愛を謳歌し、きちんと現地の生活に対処できるようになっていたものです。

 

また、元々はおしとやかな彼女たちも、更に土地勘も出てき、ドライブの腕もかなり上がり、例えばサンフランシスコからロサンゼルスへの長距離運転もラクラク

 

また、一般的に現地では、日本人留学生も、遊ぶときは遊ぶ、勉強するときは勉強の、メリハリがしっかりしたライフスタイルで生活ができるようになります。

元々、アメリカに来てまで勉強をしたいという人は、英語力もある程度鍛えて来る人が多いですし、素養も良いのではとは思いますが。

 

社会は水槽のようなもの

 

また、アメリカに来る日本人も、最初こそ、学校の先輩などの滞在歴が長い日本人やホームステイ先のご家族に生活の手ほどきをしてもらったりし、慣れていくものの、その時期を乗り越えた日本人は、本当に人間的にも一回りも二周りも成長しています。

 

私は今、自宅で魚をペットとして飼っているんですけども、水槽の大きさは、中で生きている魚の大きさにも影響を与えるように、環境というものは、生きていく人に知らず知らずのうちに影響を与えるんですよね。

 

例えばですが、男女差別、ヘイト発言などが当たり前の環境で生きていれば、理不尽は受け入れて当たり前と思って生きていく人になるでしょうし、また、アメリカのようにそれをしてしまうと訴えられて、自分の立場が危ないということであれば、それを起こさないように自ら気をつけていくようになるものですし、それがない社会が普通として受け止めるでしょう。

 

渡米してすぐは冴えない期間

 

ただ、渡米してすぐは、やはり新しい土地で右も左も分からない状態。日本で磨いてきた英語力も、やはり現地に来てからでないと本物になれないという面もあります。

現地では通常、準備期間として、日本人は英語のクラスを暫く取る人も多く、その後、専門の教科を学ぶために大学に入るようです。

 

また、冒頭でお話したある友人は、渡米した直後はホームスティで生活し、メンタル的にもちょっと落ち着かない状態になったそうで、失敗談も話してくれましたっけ。

 

ステイしていた家の玄関のオートロックに気づかずに、一度外出したきり、入れなくなったため、隣家のアメリカ人宅に暫くお世話になってしまった、なんて、普通ではしないようなミスをするメンタル状態に陥り、不遇の時代もあったと聞きましたね。

 

また、以前の記事でも書きましたが、新しい土地に不慣れなうちは、(あまり多くはないですが)現地の悪い人のカモにされたり、上手く言いたいことが主張できなかったり、大変なときもありますよね。

 

アメリカの魅力―顔つきから変わった私

 

そういった感じで、アメリカというところは、多少、学生ビザから労働ビザへの切り替えや、労働ビザのスポンサー(会社)獲得、その後のビザの更新等に苦労はしても、その辺りのストレスを乗り越えさえすれば、アメリカ人のようにメリハリがあって、イキイキした生活が送れることが多いようです。

 

私自身も、日本ではそれなりに仕事も希望の会社で働いていたり、長期休暇も1年に1度は使える、悪くない生活をしていたのですが、渡米してからはやはり、このアメリカの開放的な社会の良さが分かるとすっかり変わってしまいました。

 

一番如実にその変化が見れたのが、アメリカに来る前に作ったパスポートの写真と、アメリカで何年か経ってから作ったパスポートの写真の比較。自分でも、表情の明るさが全く違っていたのには驚きました(もちろん、アメリカ移住後が満面の笑みでした!)

 

私は、現地では学費の支払いもあるし、後々の生活資金も取っておかないといけないしで、ハッキリ言って、あまり経済的には楽ではなかったんですけどね(笑)。

 

み~んなアメリカにやられちゃった?

 

最後に、以前にアメリカで勤めていた会社の上司の言葉をご紹介したいと思います。その上司はアメリカに帰化した人だったんですが、言っていたのが、「ここに来ている日本人はみんな、アメリカ(の魅力)にやられちゃったんだよ~。」と。

 

上司も他人に気兼ねなく、好きなことができる生活を謳歌していたんですよね。

 

アメリカって、簡単にレイオフ(一時解雇)されたり、良い生活を送りたければ努力を惜しまず大学に通ったりして、常に気を張って生きる必要があるところだと、私は思っていますが、その見返りはこの精神的な開放感と、やはりパーティー、レジャー、仕事と家庭のバランスなどでしょうね。上手く言えないけれどもですね。

本当に、このアメリカ社会の開放感を言い表すのは難しいんですが・・・。

 

う~ん、まずは、「百聞は一見にしかず」なので、アメリカに行って経験してみてくださいね!

 

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