アメリカ滞在10年間のサバイバル日記

アメリカと英語に魅せられた女性の滞在10年間のサバイバル日記

アメリカは車社会ー留学先の選び方はどうしたら?

アメリカ 車

 

公共機関が発達した都市部

アメリカでは、サンフランシスコ、ニューヨーク市、シカゴ、ボストン、ワシントン D.C.のような大都市では、公共交通期間が発達していて利用も便利ですが、それ以外の都市では、公共交通機関は有っても便数や路線も少なく非常に不便です。

例えば、私が暮らしたロサンゼルス市内でも一応バス路線はありましたが、路線も限られてますし、待ち時間も長く、遅れてくることも度々でやはり非常に不便。日常の利用にはとても無理なレベルでした。ロサンゼルスは場所によっては治安も不安ですので、そんな不便なところで乗り降りを間違えたりすると恐怖かなと思いました。

一方で、同じカリフォルニア州のサンフランシスコ市内では、BART(バート)という鉄道やMUNI(ミューニ)という路面列車・バスが市内のいたるところを走っており、5分~10分毎に来るなど、毎日の通学も不便を感じずに利用することができました。サンフランシスコ市内は車が無くても本当に便利なところです。

 

都市部でも郊外は車がないと不便

とは言っても、やはりサンフランシスコから少し離れた、例えばバークレーなどのちょっと郊外に出かけるとなると、BARTという電車からバークレーへ行き、そこから路線バスに乗り換えて目的地の近くまで乗車。バスを降りて、またそこから20分以上目的地迄歩かなくてはならないなど、途端に不便になったものです。

アメリカは基本こういった大都市でも、郊外では車がないと不便な「車社会」。ましてや大都市以外では、どこに行くにも本当に運転が必要なところばかりです。

 

車の免許を取るのに必要なソーシャルセキュリティ番号が留学生では取れない?

そういった不便さもあり、以前は日本人留学生でも車を運転する人が多かったのです。ですが最近では、車の免許を取るために必須なソーシャルセキュリテイ番号という、日本のマイナンバーのようなものが留学生は取れなくなったそう*1

ではどうすれば良いのでしょうか?

 

州ごとに異なる運転免許取得の要項

ここがアメリカの面白いところなのですが、それぞれの州で運転免許を取得する際の要項は異なり、ソーシャルセキュリティナンバーの代わりに代替の書類を出すことで免許を取得できる州も多いようですので、それぞれの州の陸運局DMV-Department of Motor Vehicle)または日本大使館/領事館などに、別途確認が必要です。

貴方が住みたい州でも問題なく、留学生は車の免許が取れるかもしれません。

 

現状留学生は国際免許は使える?

そこで、アメリカでの運転となると思いつくのが、日本で車の免許を持っている人であれば取得可能な「国際免許」ですよね。

まず、渡米前に国際免許を日本で取っていき、例えば有効期限が1年貰えたとします。その際、留学生は、アメリカ現地では長く滞在する「居住者」となります。

そこで、留学生などの「居住者」が運転したい場合は、現地に着いて「一定期間*2」に現地の免許に切り替えするという行政上の決まりとなっているのです。


そのため、厳密には、留学生は到着後「一定期間(*2に同じ)」過ぎてからは、国際免許での現地での運転は不可となります。


参考までに、アメリカ合衆国日本国大使館公式ホームページ・米国における自動車運転の手引きには、

 

“長期滞在・永住目的で米国に到着した方は,一定期間は日本の運転免許証に翻訳文を併せ持つことにより当地にて運転可能ですが,それ以降は州発行運転免許証を取得する必要があります。”


とありますので、やはり現地の免許を取得する必要があるようですね。

参照元: 在アメリカ合衆国日本国大使館ホームEmbassy of Japan

-米国における自動車運転の手引き

 

国際免許は旅行者用と思っていたほうが良い

なので、以上のことを踏まえると、厳密には、国際免許は実質上旅行者や出張者用ですね。旅行者はアメリカの「居住者」ではないので、「一定期間内(*2に同じ)」に現地の免許に切り替える必要がないので、そのまま滞在中は使えるということになりますので。

<参考資料>

 

国際免許を知らない警察官

ただ、やっぱり不均一なアメリカ国民だなーと思ったのが、アメリカ現地で知人から聞いたこのエピソード。

なんと、たまに現地警察でもこの「国際免許証」を知らない人もいるということ・・・。

国際免許は、国際的に決められているルールなので、もし、うっかりスピード違反をしてしまったり、一時停止ができなかったなどで、現地の警察から車を止められて、「国際免許知らない!」と言われてもパニックにならないことですね。


念の為、日本の運転免許(有効期間内のもの)も忘れずに携行したいですね。

 

結論としての留学先の選び方-大都市がオススメ

長々と現地の交通事情、車事情を述べましたが、私の意見としては、現状、こういうふうに免許の切り替え無しには車を使えないとなると、かなり学生生活が不便ではと思います。

車なしで郊外に住めば、通学も、ホームステイ先から車で送り迎えしてもらう位しかないですよね。そういったことも踏まえて、今は特に、公共交通機関が使えるサンフランシスコ、ニューヨーク市、シカゴ、ボストン、ワシントン D.C.のような大都市にある留学先を選ぶ事をオススメしたいです。

 

あえて郊外の留学先を選ぶのもアリ(覚悟があれば)

また最後に、私が帰国子女から聞いた話もご紹介しておきたいです。

留学先として、アメリカの中西部のようなところを選んだ人の生活を聞いたのですが、毎日学校が終わってからは、じっとホームスティ先からホストファミリーが迎えに来てくれるのを待つしかなかったと言うことでした。

それを逃すと身動きが取れない、そういう毎日だったと。

ですが、これも考え方次第ですよね。そういったアメリカ中西部等、日本人留学生がごく少ない所に留学すると、日本人同士でつるめない。結果、かなり英会話力やアメリカでのコミュニケーション能力が上がるということは、留学経験者達の間ではよく言われていますね。

(その間にホームシックで病まなければ・・・の話ですが。)

 

まあ、学生の本分は本来「勉強」です。覚悟のある方はあえて、郊外の学校を狙ってみるというのも有りですよね。

ちなみに、在学中、車社会のロサンゼルスを自転車で乗り切ったという知人(アメリカ人)もいましたよ(たぶん行動範囲はかなり限られたでしょうが・・・。)別に苦痛ではなかったと(笑)。

注: こちらの記事に記載の情報は個人的な見解も記載してあり、情報も筆者独自の経験及びリサーチによります。また、現地での移民法や各州の行政上の規則、事情は、頻繁に変わる可能性があります。必ず、最新の公式情報を参照されるようお願いいたします。

 

留学先や移住先の選択については・・・あわせてよみたい↓

surviving-usa.com

 

*1:労働ビザや駐在員ビザなどの働けるビザを持っている方達は、ソーシャルセキュリティ番号は取れるようです。

*2:期間は各州により異なるので、各州の陸運局であるDMV(Department of Motor Vehicle)に問い合わせのこと。