アメリカ滞在10年間のサバイバル日記

アメリカと英語に魅せられた女性の滞在10年間のサバイバル日記

アメリカの大学―日本の大学とここが違う

 

アメリカの大学について語る女性

 

アメリカの大学に入学するとき

 

さて、ご存知だと思いますが、アメリカの大学って入試がほぼないんですね。どちらかというと日本の推薦入学に近い感じですが、日本の難関校の推薦入試よりは、かなり難易度は低めという印象です。一般的に、入るのは容易(一部の難関校は除く)で、出るのは難しいのがアメリカの大学とは良く聞きますね。

 

一般的にはGPA(Grade Point Average)という大学に入る前の、卒業した学校の成績で入学判定はされるのですが、人間性など他の要素も加味してくれるというのも情報としてどこかで読みました。

 

ちなみに、私が大学に提出したのは下記の書類*1(必要書類は学校によって異なりますので、公式の最新情報をご確認ください。)だけでした。

 

私の場合は留学エージェントを通さずアメリカ人の英会話の先生(私個人で英会話を習っていた先生)にアドバイスしてもらい行きたい大学を決め、直接大学とやり取りをしました。

その英会話の先生は、アメリカの各大学の募集要項が掲載されている分厚い本(英語版)を持っていて(なぜかそのとき持っていました)、それを見せてくれました。

 

*1: 私が志望校に提出した書類一覧

 

・願書

TOEFL(英語能力テスト)の結果

・卒業した短大の成績証明書とその翻訳

・なぜ大学で勉強したいかなどの自己紹介の作文

・銀行の残高証明書(学校の授業料と生活費ができるかの証明)

 

短大から編入すると学費が安くて済む

 

アメリカの大学は、他のアメリカの短大(community college)や大学からの編入も容易なようで、私が通っていた大学では、他短大からの編入を良く見かけました。短大への入学は、大学に入学するより、一般的にTOEFLの点数も低くてすみます

 

また、こういった編入が多い理由は、TOEFLで要求される点数以外にも、公立の短大の学費が4年制の大学の約1/2~1/5位で安いせいもあります。約2年間短大に行って、その単位を4年制大学へ移行すれば、2年間で約200万円~800万円は節約できる計算です。

 

また私の場合は、学費を少しでも抑えたかったため、専攻科目以外の芸術や歴史などのGeneral Education(一般教養)については、授業料の安い公立の短大(community college)で科目を取り、その単位を自分の大学に移行するなどしていました。ですが、この場合、収めた成績がある一定基準を満たしていないと、単位移行できないなどの決まりもある(収めた成績が、上位B以上しか単位移行できないなど)ので、注意が必要です。

 

アメリカの大学での評価のされ方(成績判定基準)

 

日本の大学は、論文とテストの点数で成績がほぼ決まってしまうと思いますが、アメリカの大学では評価基準がもう少し多いです。またその判定基準は、講義の1回目でそれぞれの教授によって明示されます。

 

評価基準は下記の通り。教授が下記項目について、評価のウェイトを知らせてくれます。

 

・宿題

・レポート

・プレゼンテーション

・授業への寄与(Participation)

・中期テスト

・期末テスト

 

なので、良い成績を取ろうとすると、講義でも発言や質問などもする必要がありますし、宿題もきちんとこなし、提出をする必要があります。

 

教授だって評価される

 

これぞアメリカと思ったのが、実はアメリカの大学では、学期末に教授も生徒によって評価されます。教授自ら、学期末に“皆さんお願いね”と言って、評価シート(アンケートのようなもの)を配り、評価をつけて貰います。

 

結構これが厳しくて、きちんとその結果は大学へフィードバックされるので、この評価でアメリカの大学の高い水準は保たれているということだそう。

 

この件で思い出すのが、私が取っていた国際ビジネスのクラスのある教授(南アメリカ出身の教授)。まだ先生としての経験が浅かった上に、クラスにいた黒人の生徒や女性の生徒の前で少々差別的な発言やジョークを飛ばしていたので、生徒からの全体評価があまり良くなかったのか、次の学期ではその授業を外れてしまっていました。

 

その教授に対しては、『大学には差別を受けるために来ているのではない、お金を払って勉強しに行っているから』と私は思いましたが、アメリカ人の友人からは、アメリカの大学では“生徒の意欲をくじく事はしない”方針というのを聞きました。

 

こういうところにもやはり、アメリカの大学の優れた点を見ましたね。大学のシステムからも、その国の「有り様」というのが伺えるというものです。

 

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