アメリカ滞在10年間のサバイバル日記

アメリカと英語に魅せられた女性の滞在10年間のサバイバル日記

アメリカ人って大雑把だけど超合理的!? アメリカで目からウロコだったお話って?

カリフォルニア風インテリア

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23.5.26更新: ためになる書籍や素敵なグッヅを追加。

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アメリカで生活して、アメリカ人って合理的なんだな~って度々思ったことがあるんですが、そんな国民性って家事の仕方にも表れるんですよね。

 

かなり“メリハリ”がはっきりしている、っていうか。

 

 

何かと丁寧さやプロセスを大切にする日本人と比較して、私が「違うな~(良い意味で)」と思ってしまった経験を、本日は書いて見ようと思います。

 

 

自分以外の人にもできることは頼む?

 

アメリカ人って、ご存知の通り、“男女平等”が既に社会の中に浸透していて、それでコンセンサスが取れている所なんですけど、そのせいもあるのか、家庭での家事もビジネスの感覚で行うのだな~って思った事が良くありました。

 

これは、アメリカの大学のビジネス理論の講義でも習ったのですが、ビジネスにおいて、自分が付加価値の高い仕事をするためには、自分が他の人よりも優れた何かのタスクがあったとしても(例えば、スピードが速いとか)、それが他の人にもできる事だったら、そのタスクはやってもらって、自分はより付加価値の高い仕事に集中したほうが、全体として生み出される価値が高くなるんだということを習ったんですね。

 

このビジネスの考え方が徹底しているな~と思ったのが、実はアメリカでの家事の仕方。

 

アメリカ人の中流以上の家庭では、家事を部分的にでも業者に頼んで、本業に集中できるようにした方が良いという考え方を持っている人が多いのです。

 

さて、それを念頭に、次ではアメリカで利用されている家事のサービスなどと一緒にお話していきたいと思います。

 

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お掃除サービス

 

私はサンフランシスコ在住中に、あるアメリカ人の主婦の方と知り合いになって、ご自宅におじゃましたりしていたのですが、この方の考え方からも学ばせてもらった事があります。

 

そのご家庭は、裕福なサンフランシスコのご家庭らしく、ちょっと市内でも郊外よりにある新築2階建て、部屋数も多い一軒家をマイホームとして構えていたのですが、お手洗いも階下と2階で1つずつあるし、リビングは広いし、部屋数は多いしで、恐らく専業主婦でも、毎日お掃除とか大変だろうな~と思っていたんです。

 

ある日、「今日はお掃除なのよ~。おもちゃを拾わなくてはいけないから忙しいの・・・。」とその方がおっしゃっていたので、「おもちゃを拾うって何?」と不思議に思っていたのですが、良く聞いてみると、お掃除サービスを業者さんに頼んでいるので、掃除機をかけて貰う前に、リビングで子供が散らかしたおもちゃを床から拾って前準備をしなくてはいけないという事。

 

他にも冷蔵庫の中の掃除や、細々とした箇所の掃除もお願いして、家全体を掃除して貰っている様子でしたが、傍から見ると、テキパキと業者さんにお願いするその姿は、まるで「管理職」

 

この方には2人の小さいお子さんがいて子育てもあるし、他の家事もたくさんあるので、「この大きな家の家事だったら納得!」と思ったところでした。

 

ベビーシッターも頼む

 

また、このご家庭では、実はベビーシッターも頼んでいて、小さい子2人を公園に連れて行ってもらったり、家で子守してもらったりして、4~5時間程度外出して、ある時は家庭の重要な用事を済ませたり、またある時は1人の子供さんと出かけたり、また時には、お母さんグループの社交に出かけたりして、適度に息抜きもされているようでした。

 

家事をビジネスのように、テキパキとアウトソーシングして片付けていく、その方に対して、日本人の女性の私としては、「アメリカの女性は違うな~。」としみじみ。

 

「日本人と違いますね~。」と思わず言った私に、彼女は、「私達アメリカ人は、タスクを終わらせる(Getting things done.)っていうことに長けてるのよ(笑)。」と・・・。

 

一般的に男女平等が社会に浸透しているアメリカでは、アメリカ人女性は、家事に対してそれほどきめ細かくなくても、また、ある程度手抜きをしても、あまりうるさく言われることもないようです。

 

日本人女性だと、(相手にもよるとは思いますが)、「できる家事はできるだけ自分でしたら?」とか、手を抜かないでとか、パートナーから何かしら言われそうですよね(笑)。

 

様々なサービスを利用するアメリカ人

 

上記でも述べましたが、アメリカ人って本当に、サービスを利用して生活を潤滑に回すのが上手です。私の友人であった、あるカップルは、共稼ぎだったので、結婚してから暫くすると、彼らの家であるコンドミニアム(マンションのようなもの)のお掃除を、1週間に1回位頼むことにして、大分楽になったと言っていました。子供はいないカップルでしたが。

 

アメリカでは、経済的には中流家庭位だと思うんですが、共稼ぎだからそれ位のコストは良いですよね。

 

まあ、私も見習いたいな~というのはありますが、日本人は他人(ここでは業者さん)を家にあげるのに抵抗があるっていうのも、あまりこういう家事サービスを利用しない理由として有るかもしれませんね。

 

ですが、アメリカ人はそこの所はあまり気にしない人が多いようです。

 

ケータリング

 

また、一度、友人の親戚で、どちらかというと上流階級のご家庭の結婚記念日+バースディパーティーに招待されたことがあるのですが、風船やお花が綺麗にパーティー会場(自宅のリビング)に飾られていて、素晴らしかったのを覚えています。

そこで凄いな~と思ったのが、「ケータリング」サービスを頼んで、そこで豪華な料理が振る舞われていたこと。

 

ケータリングビジネスをしていた、ご近所の知り合いは、こんなところでの仕事があるのね~と、納得。

 

アメリカはパーティーが多いですし、また招待客の数も特別なときは多いので、こういうサービスも利用しないと、身が持ちませんよね(笑)。

 

変わり種―犬の散歩のサービス

 

また、変わり種として、毎日忙しい私の友人が利用していると言っていたのが、犬の散歩のサービス。

 

恐らく、毎日自分が家事をしている間に犬を散歩に連れて行ってくれたり、または鍵を預けておいて、自分が仕事をしている間に犬を散歩に連れて行って貰うんだと思うのですが、この犬の散歩もアメリカでは立派なビジネス。

 

犬の散歩まで頼むって、すごい(笑)。

 

また、アルバイトの代わりに、個人で犬の散歩サービスを提供している人も多いようです。

 

さて、アメリカでは、主婦も管理職(!?)みたいで忙しいっていうのは、ちょっと楽しい発見だったですし、日本人である私もこういうところは上手に見習い、「何事も自分で、丁寧に」信仰からちょっと開放されると、もっと生活や余暇を楽しめるようになるし、他にも色んな事が成し遂げられるかも、と思ったお話でした。

 

「タスクは合理的に片付けるもの」と思えば、良いんですよね。私ももうちょっとしたら、考えてみよ~っと・・・。

暫くはルンバと一緒に頑張りつつ・・・。

 

では、話は締めくくりますが、そんな合理的なアメリカの方達と良いアメリカ生活をお過ごしください!

 

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